帰る家があるということ
最近は本当の「はこもの」としての家すらない方も増えているようで…
家族制度が崩壊した今
社会制度の受け皿としての家庭が存在しないので
どんどん人間関係や社会から孤立したら脱落してしまう人が
多いのではないか…なんて思う次第です。
人間が成長していくて行く上で
予想外のハプニングや待機期間・モラトリアムはどうしても起きてしまうわけで…
家庭は自立援助や社会復帰の機能も持っていたわけですね
受験の失敗だ・離婚・事業の失敗・失業・病気・怪我・天災など
家族の援助があったからこそフォローできていた部分もあったと思う。
家父長制・大家族制は弊害もあったけど
昔は家族が傷つきあいながらもひっそりと寄り添って
ひとつ屋根の下、身を寄せて何とか食いつないで生き延びていた部分もあったと思う。
核家族の現代では
それも難しくなったのかもね。
これだけ離婚が一般的になった今
今の子たちが大きくなって
病気だ事故だで誰かの支えが必要となったとき
どこに帰るのかな。
離婚したお父さんお母さんたちのところに帰るのは
ちょっと気が引けるのかな。
青森の加藤さんのうち
両親が別居してたという報道がありますが
彼には帰る家がない孤独が
余計追い詰めていったのかもしれませんね。