製造者の責任

elenapanda552009-04-08

「不景気でモノが売れなくて…」
という“街の声”がマスコミで流れていますが

“じゃ売れるだけ作ればいいじゃん”
というのは
やっぱり素人考えなんでしょうか…
産業革命以降
「モノを大量に作っては販売・消費して利益を得る」
というスタイルが
結局環境破壊だ、資源の枯渇だ、資本家の搾取だ〜
なんて〜問題になってしまっているのなら…
「モノを作ったら処分の時点まで責任を取る」
なんてことを製造者に課したら
一体どうなるのでしょう…?

以前不法廃棄物の取材をしていたテレビ番組を見ましたが
不要となった大量のパッケージの処分を
産業廃棄物業者に委託していた
食品メーカーが
ゴミの出先として突きとめられ
「打ちはきちんと法に従って
お金も払って業者に廃棄を依頼しているんです…」
困惑していたシーンがありました

でもゴミの問題って
分別して収集日に出しておけば大丈夫
粗大ゴミの処分費用を自治体に払っておけば大丈夫
お金を払って産廃業者に頼めば大丈夫
ってもんでもないみたいです…

どんなにペットボトルをきちんと分別して出しても
そのあと“悪徳”業者が
山奥にポイなんてされてもねえ〜

ゴミの分別や出し方などについて
几帳面な人はいても
“ゴミを出したあと”はどうなっているかなんて
考える人は少ないですもんね

たとえば自動車や住宅会社は解体はもちろん
廃棄物・廃材の処分なんて次元まで自分で責任を取る
なんてシステムにするのは
それこそ産業革命以降最大の
社会システムの改革になるとは思いますが…
つまり作れば作るほど
廃棄するお金もかかってしまうわけですから…