腑に落ちない困ったちゃんたち

elenapanda552009-10-09

先日の仰天ニュースで
中国の超肥満児のニュース

途中から何か違和感を感じて
チャンネル変えようと思ったけど
「扇風機おばさん」が気になって
最後までだらだら見てしまった

子どもを病的に肥満させるほど
際限なく食べさせておいて
今度は肥満で歩けなくなったら
「貧しくて病院には連れて行けない」と
言い出す親がちょっと理解不可能
「だったら食費を医療費に回せよ」と
突っ込みたくなった人は多いのでは…

なんだかこの母親の様子を見ていると
貧しいだけでなく能力的にも少し低いのかな…という気が

同じように取り上げられたアメリカのジェシカちゃんも
お母さんが
「子どもに嫌われたくなくてついつい食べ物を与えてしまいました」
とコメントしていたが
中国のおかあさん共々育児能力の低さと親子関係が不全であることが
みてとれるが
それを自分たちのお金でなく寄付金や公的扶助で
(ジェシカちゃんは母子家庭で
お母さんも低そうなので生活保護を受けている可能性は高い)
子どもたちだけ治療しているのは
なんだか腑に落ちない…。

福祉の仕事に就いていた時
能力的に低い母子の相談に乗ったことがある
就労も困難だから公的扶助で支えているのだけど
彼らは経済的にやりくりすることも難しいのだ

いわゆる「支給日」の当日
その親子は近くの文房具屋さんで
鉛筆のキャップを30本も買ってきたことがある
「なんで鉛筆の?よりによってキャップだけ?30本も?」
とあいた口がふさがらない私たちに
「だって○×ちゃんが欲しがるから…」
とニコニコしたお母さん

貧困で知られる某東南アジアの国にいた時も
NGOが建てた無料の子供病院があるのにもかかわらず
「ちゃんと治してから帰らないとまたすぐ悪くなる」
「もう一度具合が悪くなったらお金がもっとかかってしまう」
と医師やボランティアが粘り強く説明したにもかかわらず
子どもを病院に連れてきては
数日すると連れて帰ってしまうことを繰り返している
母親がいた

なんだか問題の根本的なことを掘り下げないで
取り上げているマスコミもどうかと思う私…

だらだらと最後まで扇風機おばさんの結果が気になってみていたが
よくよく考えたら彼女も一種の依存症であり
彼女の顔を元に戻すことに寄付金を使うよりも
心理的な問題を治療した方が…とこれまた
最後の最後まで腑に落ちない私でした