児童虐待は増加なのか顕在化なのか

elenapanda552009-10-27

何らかの活動やキャンペーンが盛り上がってくると
「…月間」を設定することは昔からあったのですが
最近はリボンを作ることが流行りなのでしょうか…?

児童虐待防止月間が制定され
今度はオレンジ色がシンボルマークだそうです

ほんの10数年前では考えられなかったこと

むしろ虐待を受けて育った大人になれない子どもたちが
虐待について光を当て始めた印象があります

私たちより上の世代は
「折檻」「お仕置き」「躾」「体罰」
程度の感覚だったのでしょうけど
それをトラウマとして抱え続けてきた“大人”たちが
声を上げ始めたのでしょうか

児童虐待について語られる時
近年増加しているものなのか
それとも昔からあったものが潜在化されたものなのか
と問題になります

でも私的には二つが相乗効果で
子どもの虐待を増やしているような気がしてならないのです

「子どもを持ってこそ大人の人間として一人前」という
考えのもと独身や子どものない夫婦は
世間の偏見にさらされて(?)いるのですが

子育ては24時間365日子ども中心で生活していかなければならない
まことに持って人生の修養&修練の場であるのですが
このある意味「人生の修行の期間」を
きちんと務めあげられない大人が増えている
ある意味「楽しい子育て」なんてのは
訓練や研修を受けずにプロと名乗っているようなものでは

男性も少し前までは「企業戦士」「仕事人間」として
社会的にも大目に見てもらっていたものの
今は会社の方から育児参加を支援される世の中。
男性陣はもう「もう一人の駄々っ子」として
家庭の中で身の回りの世話を人任せにしてもらう時代ではないでしょう

子育て支援も大切ですが
子どもを所有物としてではなく
ひとりの人間としてみる意識を
家庭の中で育てることも必要な気がしてなりません

いっそ児童虐待を厳罰化してみてはと思うのですが