なぜ男は裁かれない

そうそう
昨日の映画のことで
思ったことを追加…

主人公が児童虐待の被害者という設定なのだけど
母親からの暴力のみならず
その根源は父親からの性的虐待なのである。

つまり夫が自分の娘に手を出す
自分は妻としても女性としても認められない
その怒りが娘への暴力として
あらわれているのだけど

父親の描写がほとんどなくて
最後のあたりに「病気で死んじゃった」っていう設定

最後の最後まで主人公の少女を苦しめる設定の
父親なのだが
父親役の俳優は顔が出ないまま

なんで…？
諸悪の根源は父親なのに…？

虐待の傷を乗り越えて
立ち上がろうとする人たちが
最近声を上げるようになったけど

そもそも犯罪の中でも最も憎むべき
児童の性的虐待に手を染める
病んだ男性たちにどうしてマスコミは目をそむけるのだろう。

忌まわしいから？そういう問題じゃないでしょ。

配偶者暴力支援の仕事にも携わってきたけど
やっぱり疑問なのは
どうして男は裁かれないの？

児童虐待も多くの場合
義父からのものが多いし
母親が新しいパートナーを失いたくないために
わが子に手を上げるってのも多い。

何の罪もない子供たちに
望んでいないセックスをして
身体的・精神的傷を与えて
その子の人生に決して消えることのない傷跡を残すような輩ども
単なる｢ロリコン｣なんて単語で終わらせてほしくない