鬼畜と片付けるのには悲し過ぎる

今朝の朝刊の社会面
掲載されていた写真を見て
胸がつぶれそうになった

大阪の放置死の
子供たちの生前の写真
あまりにいとけなかったから…

下の男の子が
以前施設で出会った子と
なんとなく面影が似ているような気がして

一時保護施設で働いていた時
母子で入所していた女性が
一才の子供を置いていなくなってしまった

一晩職員が面倒をみたけど
やはり児童相談所に連絡して
一時保護所に行くことに

Tくんという男の子は
人懐こくていつもにこにこしていて
職員の人気者だった

職員がタクシーで児童相談所に行く時も
なんの事情もわからないTくんは
見送りに来たわたしら職員に
ニコニコと手を振ってくれていたのです

お母さんは数日して
福祉事務所に連絡してきて
「すみませんでした」と泣きながら
子供を引き取りに来たそうな。
なんでも昔の男友達に相談しに行って
そのまま帰れなくなったらしい…

大阪の事件も
ただ｢風俗｣「元ヤンキー」という母親を
「人でなし」「鬼畜」と非難して
片づければいい問題ではないだろう。

どうして児童相談所が介入できないのか
連絡とれない
訪問できない
というだけで泣き叫んでいる子供を放置しておけるのだろう…

最近つとに大阪府での児童虐待の報道が
突出している気がしてならない…

数年前大阪府の女性センター(ドーンセンターやったっけ？)
に行く際
何を間違えたか町に迷って裏道を歩いていたら
「えらいぼろっちい児童館があるなあ…」と
思わせる建物が…
良く見たら「児童相談所」だって〜
女性知事が活躍して
男女参画には金かけるのに
子供への施設がこのあり様かい？と呆れた記憶がある

やっぱり行政の姿勢も
問うてほしいし
何よりも虐待する親を厳罰に処してほしい