内省

elenapanda552010-09-06

昔夏休みの頃
お昼の主婦向けドラマを見るのが
ひそかに好きだった私

昔はポーラ愛の劇場とか
中京テレビ系のドラマとか

ドロドロ愛憎ものから
花登筐ものや
(いまの橋田壽賀子も真っ青の
イビリもののドラマ)
特に印象に残っているのが
市毛良枝初井言榮のシリーズ

平凡な主婦が主人公の
嫁姑ものだったけど

大体が専業主婦で
子供が数人という設定

子供ながらに
主婦は主婦で大変なのね〜
あたしはやっぱ姑とは同居したくない〜
と思っていたのだが

でもあれから数十年
市毛さんのような
専業主婦で多少の家庭内のごたごたで
悩むというのは
とてつもない贅沢な悩みに思える

あたいの母親の世代のように
社会が成人に結婚を強制するような社会だったら
私もエスカレーター式に
あまり深く考えずに
誰か相手を見つけて
得体の知れない男性を
家族として受け入れて
漠然とした思いを抱えながら
周りの人と同じように
主婦をしていたのだろうか?

ついそんなことを考えてしまう

そもそも結婚って何よ〜と
考えずに
結婚できていた…?

愛とかそういうのが
結婚のウエイトを占めるようになってから
非常にややこしくなってしまったような…

だれか好きな人がいてその人と一緒にいたい
その人の子供が産みたい
という動機でないと
結婚しちゃいけないような…

昔はそんなんでなくても良かったでしょ

今の職場
アラフォー独身が溜まっている部署なのだけど
でもみんな
「既婚」という身分が欲しいとは思うけど
好きな人もいないし…
ともんもんとしている連中ばかり。

もっともあたしもそうですが。
料理も掃除も家庭のやりくりもできても
結婚できる時代ではないからね