紙には紙の強さがあるはず
たとえばほとんど同じ内容の
政治のニュースを
新聞紙で読むのと
携帯やパソコンで読むのとは
どちらが読みやすいか
どうしても物理的に新聞紙の方が
大きさが違うのだから
新聞の方が読みやすい
ほんの一瞬視点を動かせば
次の段に移動ができる
パソコンや携帯ではそうはできないだろう
さらに日本語は
漢字・かな・カタカナという数万にも及ぶ
文字の組み合わせでの文章である
たしか米原万里さんが
書いていたと記憶するのだが
ネイティブに日本語を駆使できる人間なら
文字を追って読解するという作業
英語や他の言語とは
スピードの速さが違うらしい
電子書籍が出版業界に
脅威をもたらしているらしいが
でも紙には紙の強みがある
紙には電池切れの心配もないし
電源を入れてから立ち上がりをいらいら待つ必要もない
主流は電子書籍にとって代わられるかもしれないが
紙の印刷
これは相当の長い間なくなることはないと思うのだが。