差別と偏見

原発事故のせいで
福島から避難している人が
いわれない暴言や差別にあっているらしい

悪いけど
よっぽど遠い九州とか沖縄でもない限り
放射能の危険なんて
あんまり大差ないんだけど

そういう心ない言動をする他県の人が
きっと今海外旅行をしたら
「え、日本から来たの？
放射能が移るから近寄らないで」
なんて侮蔑発言を受ける可能性は
大いにある。

けどさ
あたしらだって
チェルノブイリの時
ヨーロッパ製の乳製品はアブナイとか
いって言われのない
偏見を持ってた。

私たちはどんな人間であれ
汚れた手を持っていて
汚れた舌を持っているのだ

今日クレーン車の運転手が
登校中の小学生の列に突っ込み
六人を死亡させるという
何とも痛ましい事故が起きた

でも…運転手はてんかんの持病があるという
そんな人がなぜ？
こんな大型重機の仕事に従事？という
やりきれない思いとともに
これでまた
てんかんの方々への差別がひどくなるかと思うと
心配である。

たまたま今の職場に
てんかんの持病があるお子さんを持つ方がいる。

彼女は適切な治療のおかげで
まったく知的および身体的発達にも
問題なく学校生活を送れている

そんな人もたくさんいるのに
てんかんというだけで
仕事に就けなくなってしまうことがないよう
祈るばかりである