育てにくい子

以前仰天ニュースで
「片付けられない女たち」を取り上げていたけど
ひょっとしてあたしも?!
なんて思わせる場面もあった。

一つは靴の左右がわからなくて
しょっちゅう直されていたこと。
それと蝶々むすびができなくて
これまた縦の蝶々むすびをしていたこと。
忘れ物が多くて女子で一位の忘れん坊になってしまったこと…

でも授業中走り回ったり
異常な感覚過敏はなかった
机の中もゴミは入れたりしないし
確かにちょっと変わった子ではあったけど…

特殊学級の教員をしている友人に聞いたけど
たしかにADHDやアスペルガーの疑いのある子は
多いのだけど
まだまた形成途中の子供に
いきなり診断をしていいものか迷うケースが多いのだという。

私も福祉施設に勤めていた時
知的障害かの診断は
ある程度の年齢(学齢期をだいぶ過ぎても)に
ならないとできません
と心理判定員の人に言われたことがある。

むしろ親の方が音を上げてしまって
もうこの子は育てられません
とお手上げになって追い詰められているケースが多いそうだ。

子どもが何度も何度も間違えても
親がぶち切れることなく
声を荒げることなく
繰り返し繰り返し言って聞かせることができないらしい。

まあ子どもを産んだ以上は
自分の子がまるで
芦田愛菜ちゃんや浜田龍臣くんのように
かわいくていいわけが良くて
明るくて愛想のいい子だったらどんなにか楽だろう

でも自分の遺伝子もらってるわけですからね…？
そうじゃない子どもの方が大多数なのが現実。

うそつく、騒ぐ、汚す
何度言っても忘れる
反抗する、泣く
あるいは黙ってしまう
すぐ暴力に出る…
そういう育てにくい子が
まだまだ幼い時にADHDやアスペルガーの
烙印を押されてしまうのも

生きづらい現代社会の歪みみたいで胸が痛む