今の子ども昔の子ども

通勤途中通りすがりのマンションから
ものすごい子どもの鳴き声が。

何ぐずってるんだろ？
と思った次の瞬間目に飛び込んできたのが
マンションの廊下に
ランドセルを投げだして
地べたに寝ころんで
泣きわめいている女の子が。

学齢児以下の子を想像していただけにびっくり。

女の子の前には
半分あいた玄関のドア越しに
「だからぁ〜…(不明)でしょぉ」と
と話しかけているお母さんらしき人

そんな学童の年齢の子が
登校時間過ぎても
発狂して泣きわめいているって
何があったん？
と目が点になったのだが…。
ちょっといろいろありそうな親子ではありそう。

私も幼稚園の頃
一度だけ登園拒否を企てたことがあった
あんまりにもいじわるな女の子がいるので
(私は未だにその子の名前をフルネームで覚えている)
ある朝母親に
「ねえ、今日幼稚園に行かなくていい？」
と尋ねたら意外にも母が
「いいわよ」というので喜んでテレビを見ていたところ
「何してるの!早く着替えなさい」と怒られた。
やはり母はO型である
人の話など聞いていないのだ

まあその後仮病は数回使ったことがありましたが
登校拒否までには至らず

「学校なんて当人の意志に関わらず行かなくてはならないところ」
昔の子どもはそうでした。

でも今の子は…
福祉施設に勤めていたころ
登校拒否の子どもも何組か見てきました。
「親が毅然としないとダメなんじゃない？」
という言葉を飲み込みつつ
とうの子どもたちは
「学校に行きたくない」という思いに
やはり血がにじむほど苦しんでいる

これほどいやな学校ってなんなのさ？
とも思う。
あたしらのようなのんきな時代の学校よりも
(いじめも仲間はずれも当たり前のようにありました)
よっぽど殺伐として陰湿なところなのだろう…

フリースクールなどの選択肢が増えて羨ましい
と思えばいいのか
今の子どもたちは不幸なのか…