なんとなく

elenapanda552011-10-08

おだやかな午後

暖かい秋の日差しの中

庭で自転車の修理をしながら

思った…。

だれもがこんなのどかな午後を

幸せのように描くだろう。

けれどあたしはひとりで…

親たちは年老いて行き…

この先誰と出会うともわからない。

この先どう変わるのか変わらないのかもわからない。

お金がないということは

人生のすべてをじんわりと諦めて行くことなのだろう、とも。

あるいはもっともっと悲惨な状況で

孤独のうちにこの秋の日差しの下に

佇んでいる人がいるのかもしれない。

あるいはこの空の下

世界中のお金のない人

仕事のない人・食べる物のない人

家族のいない人・家のない人たちが

絶望の中うつむいてうなだれているのだろう。

リーマンショック以上の不況というのは

この世界にいるあらゆる人たちの心に

雨のようにしみ出して暗い影を落としていくものなのだろう。