新しい形の貧困
前に某東南アジアの国にいたときに
携帯やテレビ、ラジカセは家にあるのに
家は藁ぶき屋根で板張り、
トイレはもちろんなく水道もなく
風呂はスコールの時は外に出て石鹸で洗う…
という生活を見ました
今からの新興国は
100年前の日本の文明開化と違って
スタートラインが全然違うのです
だから不衛生極まりない環境でも
電化製品から普及するといういびつな発展になっていくのでしょう
日本は逆に衣食住の環境がほとんど整っているにもかかわらず
別な意味での貧しさが広がっているようです
ブランド物で身を固めてるのに
栄養失調寸前の食生活とか
布団買えないよーと嘆きながらも
携帯に何万円も使っていたりとか
「うちの家にはお風呂がないんです」といいながら
外車に乗っていたお医者さんは別かな?
清潔な暮らしというのは本来
価値あるものなのだけど
今は快適さや便利さ・面白さがそれに優先してしまうみたい