宗教なき時代の「おくりびと」と「千の風」

elenapanda552009-02-25

アカデミー賞受賞でもちきりの今日のマスコミでしたが

死というすべての人共通のテーマを描きながら
そこに宗教が登場しないのは興味深い

しばらくまえに
千の風になって」という歌が話題になったが
そこにも似たようなテーマが流れているような
気がするのは私だけでしょうか?

私からすれば音楽的にも企画的にもどうかな…?
という作品でありましたが
この曲が多くの人に支持され「癒された」と
いうのはやはり宗教が人々の死と別離と癒しになっていない
のかなという気がします

そもそも「千の風になって」自体が欧米のキリスト教世界という
輪廻転生とかアミニズムを否定している宗教観の中で
生まれたものですからねえ
(アイルランド紛争の犠牲者を悼んで歌われたとか
ナチス・ドイツの犠牲者を悼んでアメリカ人女性が作ったという説も)