自分を讃える人たち

elenapanda552009-07-04

少し前に自分が尽力して建てた公園に
銅像を勝手に建てようとして
問題になった県議がいましたが…

時折新聞の広告に「肖像画作ります」「胸像作ります」
というのが出ているが
自分で自分の銅像を注文する人の心理というのは
どうしてもわからない私なのである

バブル期、海外に華々しく進出していた某スーパーの
創立者のおばあちゃんが「私がおしんのモデルだ」
と自分の胸像を東南アジアの従業員に配ったりしていましたが…

その後の倒産⇒マックスバリューに吸収、という衰退ぶりは
後からすると痛々しかったと思う

亡くなってから周囲の人が
個人の徳を讃えて胸像を作るのはまだわかるのですが

昨日も「脳科学おばあちゃん」の番組を見ながら
「自分で自分の半生を語るってどういうもんだべ?」
と思ってしまった私…
本当に天才だったらなんで当時から騒がれてないんだべ?

まあ、自分で自分を讃えるというのは悪いことではないと思うけど…
日経の「私の履歴書」より
こういう番組の「半生を語る」が??なのはどうしてなんだろう

半島の某独裁者のような国家権力者であれ
ローマにいる白装束のおじいさんや信濃町の三色旗の宗教指導者であれ、
アーチストや芸能人でであれ
自分が讃えられることに対して
「いやいや、やめてくださいよ〜」と
抵抗を示さない、謙遜を示さない(たとえ形だけであっても)
人はどうしても
首をかしげてしまう私なんだよなあ〜