どうして肩身のせましい思いをして子育てをしなければならないの?

elenapanda552009-08-18

少子化社会といわれているのに
どうして肩身の狭い思いをして
子育てをしなければならないの?

と小さい子供を持つお母さんがぼやいていたことがありますが

確かに昔は子供の数も多かった
子どものいる家庭が多い分
多数派である方が大手を振っていられた…というような気もするが

それに女性が社会進出した分
子育て世代が普通の「社会」と接する機会も増えてきた

子どもの世話をしなければならない立場にある人を
企業が雇用することは
つまり営利目的の産業社会と
子どもを育てる家庭というモノの物差しの違う世界がぶつかり合う
子どもが熱を出そうが行事があろうが
雇用者側にとってはどうでもいいことであって
決まった時間に契約しただけ働いて利益を上げる人間が欲しいだけとのこと
でも子どもを育てるってことは
予想外のことばかり

以前某宗教団体の広告に
子どもを親が看病するってことは当たり前のことであって
そんな当たり前のことをしただけで親をクビにするような社会はおかしい
という内容のことが書いてありましたが
今の社会はそれこそ不況を盾におかしいことがまかり通っているもんです

でも
もう一つ書きたいことがある
それは今の親の世代が
子どもを社会の規範や周りの人間関係に合わせて
育てようとしないということに問題がある

いわばカップル時代の続きで
自分たちの世界に入り込みすぎて
周りが見えていない「バカップル」ならぬ
「バカ親子」が多すぎるのではないかということ

「人に迷惑をかけてはいけない」
「たくさんの人がいるところではお行儀良くしていること」
それは子どもが社会に触れさせるための訓練でもあります
そんな当たり前のことを子どもに
言って聞かせることもできないというのは
まさに自分の世界のことしか見えていない証拠ではないでしょうか

以前女性タレント(どうしても名前が思い出せないのですが)
「五歳になるまでは命にかかわる危険ではない限り
叱らないようにしています」
とテレビでコメントしていて
あいた口がふさがらなかった記憶がありますが
そういう育て方をされた子供が
二世タレントの不祥事などを起こさないか
今からちょっと不安です

そういう親子が増えているからこそ
普通の子育てをしている人すら肩身の狭い思いをしてしまう
今の社会はそういうおかしいこともまかり通っているもんです