仕える心を亡くした日本人

elenapanda552009-09-03

以前今の公務員には
「公僕」という概念はないだろいうことを書いたが

今の日本で「他人に仕える」という
意識自体が持続しにくく、かつ多くの人が抱くのが困難なのであろう

「サービス」という名の
接客には慣れている反面
サービスする側が
どれほど心をこめて「お客様にお仕えして」いるか…というと?

「メイド」とか「執事」というのが
取り上げられるたび
昔は身分の違いがあったからこそ成り立っていたこの制度が
変にいたずらに妄想に利用されていることに奇異を感じます

漫画やドラマで
「生涯お坊ちゃまにお仕えしてまいります」と
白髪まじりの実直そうな老人が
呟くセリフは絵になる…かもしれない

が反面その人は
一生を「使用人」「女中」として終えるのだとなると…?
民主主義とか平等なんていう概念はそこにはないってことでは?

「格差社会を是正します」と多くの候補者の方々は叫んで
選挙戦を戦ったけど
でもそもそも「格差のない社会」なんてのが
私たちの錯覚だったのではないかなんてことを考える

「滅私奉公」なんて封建社会の遺産かもしれないけれど
でも私たちが人間社会でき生きる限り
自己を捨て家族や社会に仕えなければ社会は成立しないと思うのだが…