ゆるしは何ももたらさない
「憎しみは何ももたらさない」
と和解の大切さを言う人もいますけど
でも逆に
「ゆるしは何ももたらさない」
と思うのですが。
ゆるしという言葉の中に
「悪いのはあんただけど
こっちは許してやるよ」みたいな
何か上から目線的な
ものを感じるのは私だけでしょうか
別に無理して許さなくてもいいんです
もっとも自分を余りに不自由にしてしまう
憎しみや恨みがあるのなら
それから自由になる必要はあるでしょう
「許さなきゃ、許さなきゃ。人を憎んでいるなんていけないわ」
と思う方がもっと悪いし
自分に嘘をついて
「許したんだから。憎んでいないんだから」
と本来の自分の怒りや悲しみから目をそむける方が
もっと自分を縛りつけていることですから。