他人からどう思われてもいい？

鹿児島の阿久根市と言えば
昔あたいの上司が阿久根出身と聞いて
横浜教区の某若手神父は「あそこは終わってますね」と
発言して顰蹙を買っていた

その後なぜか「A-Z」で有名になったなあと
思っていたら
今度面白い…というか変わっているというか…
何とも言えない市長が出てきて騒がれている

まあやっていることは斬新なんだけど
何とも言えない違和感

今問題になっているいわゆる「障害者刈り取り」発言
これもまあどうなんだか

たしかに私も前に福祉の仕事をしていた時
次から次へと男性を変えて
次々と何人もの障害児を出産していく
知的障害者の女性を見ていた時
内心「その子たちを養っていくのはあたしたちの血税なのよ」
とも思ったものだ

でもかといって「ナチスのような優生手術」なんてのも

普通の人はそこで「逡巡」するだろう
「言っていいこと」と「言って悪いこと」
「本音」と「建前」の
間で立ち尽くすのが
普通の人の感覚なのだが

ましてや政治屋さんと言う
「理想」と「現実の施策」という
白黒つけられないところをビミョ〜に
すりぬけていく商売の人たちなのに…

私はどうしても
｢他人からどう思われてもいい｣
「人はどういうが自分のやりたいことをする」
というタイプの人間が苦手なので
いまいち言動が理解できないでいる

昔まさにそういうタイプの人間の
下で働いたことがあるのが
その強引さと自己肯定・自画自賛ぶりは貫徹していた
(自分では｢信念の人｣だと勘違いしているらしい。
阪大出のインテリだったけど)

こういうタイプは
数年に一度は遭遇するが
「全く他人の目を気にしない」という
精神構造が
私としては驚異の対象…
(人の眼ばかりを気にしているのも問題だけど
まったく考慮しないのもちょっと異常では？)