真の聖人とは

今朝のがっちりマンデーで
堂島ロールが取り上げられていたけど
オーナーいわく「うちらは絶対店側からは売り込みしないんです」
と言っていたけど

それを見ていたゲストが
「宣伝しませんと言ってテレビに出ているそれが宣伝ですね」
とコメント。

まあ現代の下手な営業や宣伝を逆手に取る方法だわな
今は下手な営業マンよりも
値段を下げた方がよっぽど客が集まるご時世だし。

「桃李不言下自成蹊」という古語があるけど
徳のある人はそれをしたって人が自然と集まってくる
はずだけど
黙ってこつこつと縁の下の力持ちをやっているよりは
最近は欧米並みに「あたしはこんなにできるのよ」と
アピールしないと人々の目にとまんないのかも。

つーか自分のことに精いっぱいで
他人の隠れた徳の行いなんて
目に入らない信者ばっかだもん

キリスト教と言う世界は
地道とか堅実という人格評価がないと思う
謙遜と言う徳はあるけれど
あんまり実践している人はいないね
むしろ「偽りの謙遜」というのが蔓延してたから

※「偽りの謙遜」というのは
「私何もできませんから」と表面的にいって
実は何もしない人
ものぐさの人・人前に立つのが嫌な人・責任ある仕事をしたくない人の
いい訳の常套手段※

あたいがカトリックだった時から
マザーテレサと言う人に対してどうも不自然感がぬぐえなかった

とりあえず信者以外にも受けがいいから
表立っては悪口言わなかったけどさ

聖人と言う癖になんであんな表舞台に立ちたがるんだろう？
聖人と言う癖になんで偉そうに本を出したり
　高い舞台の上から講演会なんてやるんだろう？
聖人と言う癖になんで修道会と言うでっかい組織を牛耳るんだろう？
聖人と言う癖に途上国の支部ではいい暮らしをしてるんだろう？
聖人と言う癖にローマの本部の建物をあんな立派なんだろう？

以前教皇謁見に行った人が
「バチカンの観衆は『ビバ、パーパ、パーパ(教皇万歳の意)』と
大歓声で興奮してたけど
なんで“キリスト万歳”じゃないの？」
とコメントしてた。

自分がスポットライトに立ち
他人からあがめたてまつられる時点で
その人は終わっていると思う

まあ中には
陰ひなたの人生を送って聖人になった人もいるけど

修道会から入会を拒否されて
その後脊髄を患って生涯を終えたジェンマ・ガルガーニとか
修道会作ったのに権力争いで追放され退会して
一般人として生涯を終えた人とか

おかしいのは｢聖人｣と言われるようになってから
急に修道会側から「私たちの会の創立者」「会の霊性を生きた聖人」
なんていわれること
自分の方から政敵を抹殺しておいたり
ドロドロの人間関係の組織の癖にね

そもそも一人の｢カトリック信者」が
教会で｢聖人｣と認められるまでは
ものすごい金がかかるんだよね

イエズス会サレジオ会は
お金やパトロンがいっぱいあるから
自分の会の会員を列聖させるのに
膨大なお金と人脈を使っている

某フランスの修道会では
「うちではお金がないので」と
創立者を尊者どまりにしたとか
まだ良心的な人たちもいるんだね

そんな思惑や名誉欲でドロドロの
聖人様方たちを拝んでてもねえ〜