森のチカラ・木のチカラ

elenapanda552010-09-21

生まれて初めての
伊勢参りどす

かつてカトリックだった人間からすると
伊勢神宮というのは
そもそもの宗教というのは
プリミティブなんだなあという
印象を覚える

本殿、ご神体などは
みんな木で隠してあって
建物も粗末な作り

ごてごての装飾の
大理石作りのヨーロッパの宗教施設から
したらすごい原始的

でもまあ旧約聖書だって
荒野の幕屋レベルから
始まってるし。

それでも何か神々しいものを
感じ取るのは
建物や設備が
すべて新しい木造であること
のような気がする

雨風に晒されているから
いい加減に朽ちて色あせてもいいはずなのに
遷宮遷宮を重ねて
常に新しい

新しい材木というのは
なにかまっさらな
清められたものに感じられるのだろうか

神木や鎮守の森という
神道が持ち続けている
日本人の信仰の形なのだろうか?

林業がすたれている
日本人の活路って
実は森や木から開けないだろうか