ホトケかボディが

elenapanda552011-03-23

昼休み
職場の若い看護婦さん(20代)が
地震の話題になった時
「日本じゃ流せないけど海外のニュースは
もっとひどい映像がバンバン流れてるよ〜」

そうだよね
あたしもスペインにいた時
ちょうどサダム・フセインの息子が
爆撃でなくなったというニュースがあって
その日の朝の地下鉄で
堂々とご遺体のお写真が
一面にバーンと乗っている朝刊を目のあたりにして
貧血起こしそうになった…

日本人以外は意外と
こういうのにへっちゃららしく

学校で
スペイン人と結婚した人に話を聞いたら
旦那さんは
テレビのニュースでそういう映像が出ていても
平気でご飯食べてるらしい…

スペイン語の授業で雑談の時
「日本ではああいう映像は流れないのでショックだ」
と説明しようとしたとき
遺体という言葉がわからなくて
「亡くなった人…」(humano muerto)と言ったら
あっさり「cuerpo」(身体と同じ)と先生に言われた

そういえば英語でも遺体は
「BODY」
肉体とどう区別するのさ?
とも思うけど…
二元論だから
死んで霊魂が天国に行ったら
あとの亡骸は
ただのボディなのか?とも思えてしまう。

ムッソリーニの遺体を
亡くなった後
つるしあげてボコボコにしたヨーロッパ人と
なくなった方を
ホトケさんと呼んで冒涜しない
民族性の違いだろう

欧米人の狩猟民族がなせるわざかな…
と思っていたら
カンボジアにいた時
これまた新聞の一面に交通事故の犠牲者のお写真が
デーンと出ていて
めまいを起こしかけた…

大乗仏教と小乗仏教の違いなのか
わかりませんが

好奇心で
海外ニュースサイトを検索してみて
すぐページを閉じて
思わず画面に合掌してしまった私です

多くの犠牲者の方々の
ご冥福をお祈りいたします。