ひとりで生きて行くしかないのだ
がんばろうとか
絆とか
手をつなごうとか
ひとりじゃないとか
かえってそんな励ましされるほうが
疎外感感じる
誰もが振り返れば
現実の生活しか残ってない
孫さんとか炊き出しに行く芸能人とか
一部の人を除いては
何かしたいけれど
何もできない普通の人たちなんだ
募金箱になけなしの小銭を
投げ込むことぐらいしかできない
停電も終わって
いつもの日常が帰ってきたら
また重くのしかかる
日々の生活
痛みを伴ってまで
身を削って
他人に何かを与えてあげられるだろうか
自分が生きて行くことで
キツキツなのに
あの大震災は
何を残したかなんて
私たちは何をなすべきかなんて
人はどう言おうが
人は何をしてようが
ひとりで生きて行くしかないのだ