女体の神秘

他にいいタイトルが思い浮かばなくて…

エロいお下劣な記事を期待して
開いてしまった御仁は
ごめんなさい。

今日はそういう内容ではないです。

少しまえ
某お笑い女芸人さんを称して
「ブスで性欲が強いのはやりきれない」
と言われていたのを聞いて
ふと思い出してしまったんだけど…。

でもそもそも性の自由化とか言って
突き詰めれば
男性陣が
美しい美女たちと
悦楽を享受したいがために
そういうタブーを打破しようとしたのでしょ？
まさかその余波で
そう美人ではない女性たちも
目覚めてしまったなんて
予想だにしなかったのでは？

さらに大昔
タブーと称して
女性たちを｢庇護｣したのも
自分たちの欲を満たすために
女性たちの性を独占したかったからでしょ？
(いわゆるイスラム社会が
女性は性欲が強いからと
ベールやへジャブで
誘惑させないようにしている、
というのがどうしても信じられない)

以前「美人でないとなれない職業」の女性から聞いたのだけど
(まあ確かにホントきれいな方やった)
外国人の彼氏と婚約目前までいったのだけど
どうしても彼との性的な関係が苦痛で
悩みを打ち明けたら
「君は頭がおかしいのではないか？」
「カウンセリングを受けた方がいい」
と言われたそうな。
結局ご破算になったらしい。

でもわからないでもない。
男性には決して理解できない
この男女間の深い溝。

男性は煩悩として付きまとう欲なのだろうけど
女性にとっては苦痛でしかないという
人も結構多い。
別にしなくても全然困んないわあ〜
という女性は多い。

そう考えてみると
まだまだ現代の性をめぐる文化・産業・社会は
まだまだ男性本位なのだろう。

どんなに自由になっても
男性の快楽のためにどう女性が奉仕するか…
みたいな視点につきる。

「女医が教える本当に…」も結局は
男性の興味本位らしい
良く考えてみれば
男性の快楽が排泄欲なら
女性の快楽は…？って
体のシステムから違うしね。

今日向井理くんが妊娠・出産の神秘について
テレビでリポートしてた。

さすが理系だけあって
科学的な見地で見てるのが面白かった。
あたし以前
妊娠・出産した自分の奥さんのについて
「なんか気味悪かった」と
漏らしていた男性を知っている。

女性の体が
着床から出産に至るまでの変化を
彼はきっと受け入れなかったのだろう。
(血を見ると怖気づいてしまう男性が多いのと同じ。
自分の妻が生物学的な変容を遂げるのは
生理的に受け付けられなかったのだろう)

女性が否が応でも自分の中で変容されて
一気に母親に変わってしまうのに
たいして男は排せつしてから
その結末がどうなるか自分には痛みもなければ
変化もない。

10月後サルのような赤ちゃんが生まれてきても
それが自分の子だと実感できない男性は多い。

どうしてこれだけ文明が発達しても
男性は女性の体の神秘について学ぼうとしないのだろう。

人類の進化の神秘
生命の誕生の神秘
それが女性の子宮の中で起こるかもしれない…
ってことを考えながら
奥さんの、彼女の、あるいは風俗の？
女性の体を抱いている男性っておんねんか？

原発反対で
母親が母性ばかりヒステリックに騒いでいるのにね。