会いたくない人たち

「それでも生きて行く」
では被害者の家族と加害者の家族が
偶然出会ってしまうのだけど

普通はあまりそういうことってないんだろう…

わたしも嫌な思いをさせられた人と
再会ということは
幸いことに今まで一度もない

中には本当に殴りかかってしまうそうなぐらい
憎んでいる女もいるけれど…

今でもそこの近くに通ると
出会ってしまいそうで
避けているところって何箇所かある

その沿線の電車に乗ると
びくびくしてしまうこともある

でも彼らに会わないのだから
私はまだ守られているのだろう

今日会いたくない人たち本人ではないけど
「会いたくない人の仲間たち」を見かけてしまった
鳥肌が立った…
今でもカトリックの尼僧を見かけると固まってしまう
あの恰好だけでなくて
私服っぽい恰好してても
妙な雰囲気を漂わせているので
私服の尼僧も私は判別できるんだよね

もっさりした服
ざんばらの髪
化粧っけのない顔
ひょっとして…と思ってよく見ると
胸に十字架ぶら下げてる…
(修道会によってさげてるものは違うので
大体どこの会かもわかるのだよ)
あ〜やっぱね
と後ずさり。

というあたいもカトリック教会にいた時は
「あの恰好見るとダメなんです」と
露骨に言う人に会った

たぶん白百合とか光塩とか
ミッションスクールで
独善的な乙女ばあちゃんたちの
毒牙にかかつたのであろう

会いたくない人にはもう二度と会いたくない

会いたい人には会えないのに…