痛々しい本たち
久しぶりに某中古本販売店に行ってきました
マンガ、DVD、ゲームソフトのコーナーは別世界なので
近寄らない、として
(別にサブカルチャーを侮蔑しているのではなく本当に興味がないだけです)
きれいな中古本があふれているのに改めて驚き…
前にも少し書いたのですが
あまりにも安易に出版しすぎる出版業界が
自分で自分の首を絞めているような気がして痛々しい感じです
本の売り上げが低迷しているので
ちょっとでもヒットしそうな予兆のあるテーマや
ちょっと話題になったタレントに本を書かせたりして
何とか売り上げを伸ばそうとして
痛ましい努力を続けているのでしょうが…
この「程度の本で本にするか?」という内容のものが多すぎて…
柳の下のドジョウを何千という人たちが狙い、
結局本の質を落としてしまう気がしてならないのですが
それとパソコン・ワープロの普及で
「文章を書く」ということが簡単になり一般市井の人まで
セミプロ級の文章ができるようになってしまったのも一つの原因かも
今の作家で原稿用紙何千枚・何万枚に文字を埋めていき、推敲し、校正
出来る忍耐をもっている人がはたしてどれぐらいいるでしょうか…
その点昔の作家は偉い…とつくづく思う。
何千・何万という本が流れ流れてやってくる中古本屋…
ある意味本の墓場でもあるけど
なんだか痛々しいです