男性のコミュニケーション能力って

コミュニケーション能力について
最近思ったこと…

高齢者の孤独死について語られるとき
よく取り上げられるのが
「男性が社会的に孤立しやすいこと」
これについて
「男性は企業などで人間関係があったが退職後それが断たれてしまう」
「男性は近所づきあいが苦手」
と分析されているが…

確かに女性は見も知らずの人とお友達になったり
ちょっとした会話を交わすのがうまい人が多い
(もちろん女性でも社会性に乏しい人や無口な人もいるから)

高齢者のおじさんなどを観察していると
毎日顔を合わすような関係でも
名前や属性を知っていても
そこで会話が発展する…という人はまれである

そして男性によっても
人付き合いが多い人はいることには、いる
気さくにあいさつしたりたわいもない話ができる人も
いることには、いる

そういうおじいさんたちと話をしているうちに気づいたこと
「おじいさんたちの“会話”は
“おしゃべり”でなくて“声”かけなのではないか？」
ということ
要するに上から目線で
周囲の者に“声をかけて話をする”という態度が感じられる

おばあちゃんたちは
自己中とはいえ
「ねえねえ聞いて聞いて〜」という
対等な視線であるのとは大違いである

おばさん、おばあちゃんたちが
ぺちゃくちゃ長話をするのを
男性は「くだらない話ばっかりしやがって」っと眉間にしわを寄せて
軽蔑している風景はよくあるが
しかしそういうプライドだけ高くて孤高な姿というのが
結局コミュニケーション能力不足・社会性の欠如となって
高齢者となったとき孤立してしまうんじゃない？

引きこもり高齢者？ががっている家族を抱えてみると
コミュニケーション能力のない男性
なかなか厄介です