生き方のパターン

以前児童福祉施設で働いていた時
虐待児童の特徴として
「わざと大人を怒らすようなことをする」というものがあったのですが

これは彼らが親とのかかわりの中で
怒られること＝親にかまってもらうこと
というパターンを無意識に学び会得しているものらしいです

最近接客の仕事をしていてときどき出会う人
いわゆるクレーマーといわれる人たちの中で
感情的ではないけど
「いちゃもん」に近いことを申し出る人
（特に男性に多いのですが）
よくよく観察していると
何か人とのかかわりの中で
「何かひとこと苦情なり指摘をすること」を
パターンとしてしまっているように見えてならないのですが…

その人にとっては全然悪気はないのだけど
言われている方からすれば感情を害する問題ということに
当人は全く気付かないのがこの人たちの不幸

似たようなタイプで
相手のパターンに巻き込まれたくない＝自分が優位に立っていたい
がためにこまごまとチェックというかあらさがしをするタイプもあります
これもまた当人は「むこうの間違いを正してやった」という
意識があるからややこしい

虐待時のパターンといい
当人はその生き方のパターンに
困っていないのがこれまた不幸
結局困るのは周りだけで周囲はどんどん
彼らから離れていってしまうのですけど