現代人にはロマンスが足りない

elenapanda552009-06-25

五年前マドリッドに滞在していたときに
地下鉄でよく見かけた本屋さんのコピーです

情熱的なラテン系の国で
ロマンスが足りないの?と当時は思っていたけど

向こうの人だってロマンだけじゃ生きていけなくありつつあったのかも…

私が通っていたスペイン語の語学学校の先生は
マドリッドは家賃が高いから恋人と住んでるのよ〜」といい
「節約のために食事はパスタにすることが多い」とも話していた
確かに…その先生
あの怠け者のスペイン人が休みたがるバカンスシーズンに
しっかり授業を担当していた
夏休み時期は結構近隣のヨーロッパから語学研修に来る人が多いんだわさ

素敵な先生だったけど
ロマンスより生活がにじみているような雰囲気がして…

今は「婚活」とか騒がれてるけど
恋愛なんて二の次三の次という風潮を感じないでもない
周囲の反対を押し切って結婚したはいいけど
数年後にはどんな結果が訪れているか
今の堅実な若い世代はそこまで考えてしまうのかな?

最近のドラマに恋愛ものが少ないのはそのせい?
あるいは彼らより上の世代(つまり私たちの世代なのだけど…)のドラマが
恋愛ドラマ=ドロドロの不倫や三角関係、略奪愛、禁断の愛
あるいは天然記念物ものの純真無垢な純愛
というパターンを作ってしまったから?

出会って好きになって結ばれて…だけじゃない
別れを描いたドラマだってかつては結構ありましたよね

「イケイケ」な恋愛がはやっていた時代を知っている私でも
些細な問題からひびが入り
擦れ違いが続き
愛憎と泥沼へと発展していく家庭をたくさん見すぎてしまいました

スキスキ♡ラブラブ♡と盛り上がる時期より
相手と自分の問題に正面から向き合わないといけない時期が来る
そこを通り過ぎてからが本当のロマンスなのかも…?