数字ばかりで実のない施策や企画が多いのはどうしてか

elenapanda552009-06-27

母子加算が廃止になるということで
マスコミが騒いでいますが

以前朝の情報番組で
与党議員が「いや、自立支援のために○×億円つけてるんですよ」
と弁明してたが
そもそも予算でお金付けても
それだけの額でどれだけ有効なことをできるかが
本当の問題なんですけどね

以前母子生活支援施設で働いていたとき
自治体の打ち出した「自立支援策」というのが
「母子家庭の就労支援」として
「パソコン教室を開きます!」ってもんでした

そんなんが就労支援になるかいな!
「パソコンできます」ぐらいで
就職活動にプラスにならないぐらい
自治体の職員は分かんないもんかねえ…

それがどれだけ実益があるものなのか
そもそも本当に生活が苦しい人が
平日の真昼間に「お勉強」に来れるわけないでしょ?
ましてや「保育サービスもあります。半日で2000円」
なんてPRしてたって
交通費や食事代を考えて
誰がそんなお講座に通いますかね?

そしてもう一つ問題の本質としてあるのが
経済的問題を抱える母子家庭の
レベルの問題を分かっていないということ

精神的疾患を抱えていたり
若年母子だったり
学習能力が高くないからこそ
経済的に問題なわけなんですけど…

とりあえずあてがわれた予算を消化するために
適当に企画を考え出して
会場を手配して講師を手配して
「はい、おしまい」みたいな感覚

でもこれは日本のお役人が無能ってわけでなくて
「予算消化主義」的な風潮から来るんでしょうか?