仔鹿物語

elenapanda552010-08-15

「仔鹿物語」という映画をご存じだろうか

アメリカ開拓時代が舞台の話だが
孤児の鹿を育て始めた少年が
鹿が成長するにつれて
家族が育てた畑まで食い荒らすようになる

愛情深く鹿を育てる少年を
暖かく見守る家族も
さすがに自分の畑の作物まで被害に合うようになると
様子が変わってくる

少年も一生懸命
鹿に作物に手を出さないよう
柵で囲ったり森に返したりするのだが
しかし鹿は全く相手にならない

映画では最後お母さんが鹿を撃ってしまう
原作は少年自身が鹿を撃つらしいが…

まだ10代の頃この映画を見て
さすがアメリカは狩猟民族だわ〜
と思ったものだが

いま子供の数よりペットが多い
という時代になると
動物の野生と人間の共存ということを
考えざるを得なくなる

人間と動物の違いを見失って
結局お互いをダメにしてしまう
今の日本の愛好家たちは
やはりおかしいような気がしてならないのだが…

近所の猫ばあさんに辟易している家族が
「いっそ電気柵でも欲しいわね〜」と
ぼやくのだが
そもそもしつけもできないネコに
「ご近所に迷惑をかけちゃダメょ」と
言い聞かせることもできないだろう
放浪が猫の野生なのだから。
なら物理的に人間が制限させるしかないだろう
おばあさんが放し飼いをやめるのが
一番だと思うのだが