刻みつける愛と消えない傷

elenapanda552011-04-12

かさぶたができると
ついひっかいてしまうので
半そでで仕事をした後
ひっかき傷が
あちこちにでき
ばんそうこうだらけになってしまった…

全然接点のない職場の責任者にまで
「どうかしたの?怪我だらけだけど」
と聞かれてしまった。

貧血の人は特に直りが悪いんだって

CMで傷跡改善薬なんてのがあったけど
本当に消えるのだろうか…

まあたいていの傷は長い年月をかければ
薄れて行くものだけど

あたしも10年前の結節性紅斑や
8年前の某東南アジアの生活で虫に食われまくった痕
7年前の皮下膿瘍の縫合の痕
(こう書くと満身創痍だな)

とりあえずきれいになってはいます。

でも傷をきれいにしたいと願う思いもあれば
傷をつけたい=刻みつけたいという願望を
人間は抱くのはなぜだろう?

刺青、タトゥーなんかはその代表ですね。
私の心に刻みつけてください
あなたの愛を刻みつけて…という
フレーズはたくさんラブソングで歌われている

指輪のように刻印されるものも
一生消えることのないものとしての
シンボルのように描かれている

でも刻みつけてしまったものが
もろくも崩れ去ってしまったら…?

自分の肌に彼女の名前を入れてしまったら…?
せっかくの指輪に彼の名前を彫ってしまったら…?

その跡を消し去るのに大変に出費がかかるでしょう…
愛が残酷に刻印していった心の痕は
やはり相当の年を経ないと薄れることはない

自然がむごたらしく残して行った爪跡の傷は
街も風景もそして人々の心にも
重い影を落としていくのでしょうか…?