我慢と忍耐の期限

elenapanda552011-03-20

一時保護施設で働いていた時
福祉関係の大学講師から
「人間の我慢の限度は三か月」
という話を聞いたことがあります

何か危機的状況に会った時
人は何とか環境に適応しようと
意志でも無意識でも
努力するわけですが

無理・我慢・忍耐も
三カ月が限度
…ということらしいのです。

(何かいい文献がないかと
「我慢」「期限」「限界」で
検索してみたのですが
以外にも
お下劣・いやらしいページばかり出てくるので
呆れました…
世の中暇な人が多いのですね)

今は「こんな時だから…」と
気を張って頑張っている人たちが
だんだんこの未曽有の大災害が
当事者以外の人からそしてマスコミから
忘れ去られて行くころ

多くの人たちの怒りや嘆きや悲しみが
堰を切ったように出て切るのではないかと思うのです

私がもう一つ恐れているのは
避難民以外の部外者
つまり関東に在住している人々から
停電・原子力の不安・非日常的な報道・交通機関の乱れ
物資の不足・自粛ムードなどなどが
心理的に悪影響を及ぼすのではないか…?
ということ。

便利・スピード・自己中心に
どっぷり漬かっている
現代の日本人は
こういう非常時でなければ
「ふざけんな俺は客だぞ」「いつまで待たすのよ」
とキレていたのでしょうけど
今のご時世ではそんなことも許されない

でもその小さな我慢の積み重ねに
今の心理的に脆弱な日本人が
耐えられるか…?

ちょっとそれが心配です。

だから政府は
避難民の一日も早いインフラ整備と
関東地方のライフラインの復旧を急がないと
そのうち精神科受診者の大量増加か
あるいは暴動が起きてしまうかもしれませんよ。